私は1967年に兵庫県神戸市で生まれました。山の谷間にある本当に自然一杯の環境で小学校4年まで過ごし、その後大阪の堺市に引っ越しました。実家では私が小さい頃からずっと犬を飼っており、私の姿が見えないので探すと犬小屋の中で犬と寝ていたこともあったほど、動物と一緒に生活するのが当たり前の環境で育ちました。
今でも我が家では子供が下校中に保護してきた猫(黒猫とトラ猫)が2匹、まるで家の主人のように幸せそうに寝そべっています。
高校は校則の厳しい私立の男子校に行ったので辛い学生生活を送りましたが、入学した神戸大学では少林寺拳法部に所属し、練習にバイトにと(ついでに勉強も少しだけ)励み、本当に充実した4年間でした。坂本龍馬に憧れ、京都の墓によく参っていたのもこの頃です。
大学卒業の時にはまだ世の中はバブル期でしたが、私は卒業後就職せずに専門学校に通って公認会計士試験を目指し、無事第二次試験に合格しました。合格後神戸の中小監査法人で十数年働いた後、法人合併により当時日本最大の監査法人に入所しました。
合計24年近く監査法人で働きましたが、その間上場会社や非営利法人の会計監査、コンサルや不正調査、研修講師や営業活動に至るまで、本当に色々な仕事を経験させて頂きました。特に学校法人に関しては延べ10法人以上の監査に携わり、法人内でも学校法人監査の専門部署に属して監査チームを支援したりしました。
しかし大組織の中では窮屈さや息苦しさを感じることも多く、次第に自分の力で、自分の責任で働きたい、今までとは違う勉強をし、違う経験を積んでもっと成長したい、と思うようになってきました。
そして48歳の時、思い切って監査法人を辞め、義父の会計事務所に入所しました。相続税・贈与税など、監査法人時代とはまた違った勉強・仕事ができるのが新鮮で、楽しみながら色々な仕事を経験できました。
2019年に会計事務所を承継させて頂き森山恭太公認会計士税理士事務所としてスタートした後、税理士としては顧問税理士業務や資産税(相続税、贈与税等)関係、相続対策相談など、また前職を活かして包括外部監査やM&A関連業務、監事の仕事や研修講師など、公認会計士としても幅広い業務を行っています。
この仕事のいいところはクライアントに喜ばれながら自分も一緒に成長できることだと思います。「先生に依頼して本当に良かったです。」とクライアントに感謝された時などは本当にやりがいを感じます。
私は仕事では、報酬以上の価値をクライアントに提供できているかということを自分にいつも問いかけています。
その為には「真にクライアントのためになることは何か」「何か役に立てることはないか」と常に注意を払い、考え、実行すること、そしてどのようなことに対しても幅広くアドバイスができるよう日々勉強し、新しい事にもどんどん挑戦して継続的に成長してゆくことが大事だと思っています。
私の目標はエキスパートではなくアドバイザーとしてクライアントと共に発展してゆくことです。当事務所はアットホームな、規模的には小さな事務所ですが、対応できる業務の幅では大事務所にも引けをとらないと自負しています。
人は死ぬその瞬間まで精神的に成長し続けることができます。「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」とはガンジーの言葉ですが、この瞬間に人生が終わっても悔いがない位、今を真剣に生きて自分が納得できる仕事をし、成長し続けたいと思っています。
真面目なことを色々書きましたが、私生活では食べ歩き、旅行、キャンプ、映画など固くないことが大好きです。
家族で見知らぬ国や地方に出かけて色々な経験をしたり、自然の中で焚き火を見ながらボーっとしたり、お酒を飲みながら美味しいものを食べている時は私の至福の時間です。あと休日には半日かけてスパイスカレーを作ったり、家では蕎麦を打って家族に振る舞ったりしています。
最近では何十年ぶりに少林寺拳法も習い始めました。今後はブログや趣味等を通じて色々な人と交流し、自分の世界をもっと広げてゆきたいと思っています。柔らかい話も大歓迎ですので皆さま気楽にお声がけ下さい。
公認会計士・税理士 森山 恭太